トイレ掃除を素手で行う弊害

トイレ掃除をゴム手袋や柄付きブラシを使わずに「素手」で行う方法が存在します。そして、すでにたくさんの人や団体の方が行っていらっしゃるそうです。

トイレ掃除というだけでも、少し気がひける部分がある私には、それを素手で行う人がいるのには正直、驚愕してしまいました。

そしてなぜ、わざわざ、トイレ掃除を素手で行う必要があるのか、なぜ、それを好んでする人がいるのか、驚愕も疑問も通り越して興味がわいてきました。

最近では、なぜかトイレ掃除は運気を良くしたり、精神鍛錬の場として注目を集めています。

トイレ掃除をすると金運をはじめ、開運につながったり、自宅以外のトイレや公衆便所などの掃除をすることで、精神が鍛えられ、人生が良い方向に向かうとかいう事です。

これはトイレ掃除をすれば、開運や精神鍛錬に直接、結びついているのではなく、その行動で学び取ったものや、精神的な満足から得られるものの一つではないかと思います。

いずれの場所でも、トイレ掃除をすることは大賛成です。自分が納得して、満足できるトイレ掃除の方法が素手ならば、それが一番よいのだと思います。

でも私は、素手でトイレ掃除をおこなうのは、普通に考えても、衛生的な面がとても心配ですし、特に昨今は感染症の国内での広がりが著しくみられる現状です。

そこで、気になって調てみると、実際に香川県の小学校で行われた、素手、素足のトイレ掃除で一人の子供が菌に感染して、入院、治療を余儀なくされたということです。

その他、通夜(お通夜)のマナーや会社やお店で行うトイレ掃除の、素手素足の強要と強制参加という記事もあり、トイレ掃除というよいことから全く真逆の道にそれていて、不安で残念な思いがしました。

精神面の向上や鍛錬をトイレ掃除から学び取る教育には賛成ですが、やはり、常識として、衛生面を確保してからすべきではないかと思うと同時に、それを切に願います。

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